アジアトップクラスのスピークイージー『アザー・ルーム(THE OTHER ROOM)オーチャード/シンガポール』

アジアトップクラスのスピークイージー『アザー・ルーム(THE OTHER ROOM)オーチャード/シンガポール』

2019年のAsia’s 50 Best Barsで35位にランクインしたスピークイージー。賑わうホテルの一角に、まさかこんなに最高な隠れ家があったなんて。

内観① – THE OTHER ROOM

スピークイージーとは

スピークイージーとは、潜り酒場のこと。かつて、禁酒法時代のアメリカでは、スピークイージーと呼ばれる隠れ家バーが営業していたという。いまもその名残を受けて、表向きにはバーとわからないようなバーのことをスピークイージーと呼んでおり、近年のトレンドになっている。まあ本来であれば、そもそも違法営業しているわけでもないし、こうやってネットやらランキングで公表されてしまっている時点でスピークイージーとは言えないのだろうが、それでも、事前情報なしにはたどり着けないバー=スピークイージーに心惹かれてしまうのが我々。そしてここ、THE OTHER ROOMもそんなスピークイージーのうちのひとつだ。

内観① – THE OTHER ROOM

入口は××

オーチャードのマリオットホテル内にあるこちらのバー。あるとわかっていても、なかなか見つけることができず、他のゲストが入っていくのを目撃して、ようやく見つけることができた。壁に耳を当てても音は聞こえない。外からは開くことができない壁。ノックをすると、中からスタッフが招いてくれる。一歩足を踏み入れれば、センス抜群でクレイジーな空間が広がっていた。
入口を探すのもこちらに訪れる楽しみだと思うので、ここでは伏せておく。

抜群のホスピタリティ

あらゆる面で優れているこのバーだが、突出しているのはサービスだ。スタッフは総じてフレンドリーで、プラスαのやり取りがある。
おもてなしの一発目は、ウェルカムドリンクから。怪しげな瓶に入れられたそれは、飲んでみてのお楽しみ。
予約席には、店からのメッセージがテーブルに描かれていたり、これ以上ない非日常を味わうことができるだろう。

ウェルカムドリンク – THE OTHER ROOM

趣向を凝らしたツイストカクテル

こちらのバーでは、当時のレシピを分解、再構築したツイストカクテルをメインで提供している。メニューにはそのカクテルのイラストとアルコール強度、そして説明が書かれており、どれも魅力的すぎて迷ってしまうほど。

menu – THE OTHER ROOM

そんな中からチョイスした1杯目のカクテルは”Shaker & Straw”。想像ではオールドファッションドに似たテイストかと思っていたのだが、見た目から優しめなスイートカクテルだった。アルコールは普通め。

Shaker & Straw – THE OTHER ROOM

次は、インスタでも人気の”Peachy Keen”。訳すと、「すげぇ桃っぽい」みたいな感じだろうか。女子ウケが良いのもよくわかる。アルコールは弱めだ。

Peachy Keen – THE OTHER ROOM

次は、”Sir Winston Churchill”。実は、これが飲みたくて訪れたといっても過言ではない。スモーキーなオールドファッションドといった感じで、旨すぎる。改めて、訪れてよかったと実感。

Sir Winston Churchill – THE OTHER ROOM
Sir Winston Churchill – THE OTHER ROOM

不本意ながら時間の関係で最後の一杯となってしまったのが”Old Spanish Pal”。言わずもがな、オールドパル(Old Pal)のツイストと思われるカクテル。ライウイスキーベースに、カンパリ、3種のシェリーとスイートベルモット。こんなの旨いに決まってますね。

Old Spanish Pal – THE OTHER ROOM

まとめ

シンガポールで様々なバーに訪れたが、私はこのバーが最も優れていると思う。雰囲気、サービス、カクテルのヴィジュアル、そしてテイスト。なにもかもが一段上だった。THE OTHER ROOMは、シンガポールを訪れたら、毎晩立ち寄ってしまいたくなるバーだ。
ちなみに、スピークイージーのくせにいつも予約でいっぱいなので、どうしても訪れたい人は、予約したほうが確実だろう。