お菓子屋さんと呼ばれている銀座の隠れ家『ドルフィー(Dolphy)』銀座/東京

お菓子屋さんと呼ばれている銀座の隠れ家『ドルフィー(Dolphy)』銀座/東京

バーを愛するものなら誰しも、銀座で飲むことに何か意味を持ち合わせているのではないだろうか。ある人は憧れを抱き、ある人は成功の証として銀座のバーを訪れる。そして、私のとってはまだまだ遥か遠い場所。
今回は、そんな銀座のバーをご紹介します。

お店の別名は『銀座のお菓子屋さん』

ドルフィーといえば、知る人ぞ知るバーだろう。2015年に5丁目に移転オープンした当店。オーナーバーテンダーが、別の場所に開いた新たなバーへ移ったため、こちらは雑誌「BRUTUS」の20年通えるバー特集で紹介されたバーテンダーが店長として店を守っている。感じの良さと確かな腕。なによりもその実直な姿勢は客として安心でき、オーナーからの信頼も厚い。

長いカウンターには、ひと席あたりがゆったりと配置されている。ムーディーなBGMを聞きながら酒を楽しんでいると、ついつい長居してしまう。

そんなこちらのバーは、お酒に合うスイーツを出してくれることから、『お菓子屋さん』の愛称で親しまれている。といっても、必ず出てくるわけではなく、時にはチーズだったり、時にはフルーツだったりと実は様々。お気に入りの一品に出会えた時は、どこのお店のお菓子なのか訪ねてみるといいだろう。

こだわりは、オールドボトルを織り交ぜたカクテル

こちらのオーナーバーテンダーは、独特のスタイルで繰り出すシェイクが有名。そのシェイクから生み出されるカクテルは、まさに絶品で、個人的には世界一だと思っている。
そんな師匠の弟子がどのようなシェイクをするのか確かめたく、一杯目にオーダーしたギムレットは、キリっと辛口で、 まさにギムレットと呼ぶにふさわしい味わいだ。

ギムレット

続いて、ジンベース指定で作っていただいたエンジェルフェイス。
なかなか珍しいチョイスで、私自身、初めて飲むカクテルだ。
このジンのドライさとカルヴァドスの重みを感じるとともに、アプリコットのフルーティーな甘みがとても優しい。ここでカクテルに合わせておつまみが出てきた。

エンジェルフェイス
ナッツ(コーヒー味/醤油味)

エンジンがかかったところで、真打のマンハッタン。よく見れば、使用しているボトルにはオールドボトルも含まれている。もはや説明不要のこの顔ぶれ。まさに反則級。こんなの飲まなくてもわかる、旨いに決まっているだろう。

マンハッタン作成中
マンハッタン

ここまでのカクテルに感激し、調子に乗って引き続き、ジンベース指定でお任せしたカルーソー。ドライベルモットとミントで、さっぱりとリセットしてくれる。添えられたカカオ率の高い上質なチョコレートと合わせて、口の中で大人のチョコミントに。

カルーソー
チョコ

最後に、おすすめされていただいたスイートベルモット・コーク。これが意外なほどに美味しい。「これとピザを合わせると最高なんです。」といいながら、出していただいたベーコンにチーズをのせて焼いたもの。カクテルも美味しいが、このつまみも美味しすぎて、まだまだいくらでも飲んでいたくなってしまう。
ちなみに、後日、この飲み方についてこちらのオーナーバーテンダーに伝えたところ「私も知らない飲み方ですね、やるな、○○ちゃん」と感心されていらっしゃった。

スイートベルモットのコーラ割り
ベーコンとチーズ

さいごに

初めて訪れたにもかかわらず、幸せ過ぎるひと時を過ごすことができた。
バーを飲み歩いていると、たまに出会える極上のお店。
本音を言うと、あまり教えたくないお店。訪れないなんてもったいない。


Dolphy
営業時間 / 18:00 ~ 27:00
定休日 / 日曜・祝日