廃城のバーをイメージした空間。青山の隠れ家『バー カフカ(bar cafca.)』外苑前/東京

廃城のバーをイメージした空間。青山の隠れ家『バー カフカ(bar cafca.)』外苑前/東京

2017年、雑誌”BRUTUS”のNo.854で20年通えるバーとして紹介された外苑前の隠れ家バー。
廃城をイメージしたという空間づくりと、入って驚きの暗闇、静寂の世界にはハマること間違いなしです。

衝撃的な暗闇と静寂の空間

バーを巡っていると、カフェやレストランでは有り得ないような内装に凝ったお店に出会うことがあります。
こちらのbar cafca.もそんなバーのうちの一軒です。
外観からそこはかとない雰囲気が漂っていますが、お店に入るとさらに驚き。
そこは真っ暗で音のない世界が広がっています。
こういう空間だからこそ研ぎ澄まされる味覚、嗅覚で味わうお酒は、これまでにない格別な味わいです。

外観
カウンター席※体感はもっと暗いです
テーブル席のほう ※体感はもっと暗いです

厳選されたボトルの数々

バックバー(酒棚)を見ると、そのお店がどんなジャンルのお酒にこだわっているのかがだいたい見えてきますが、こちらのバーはバックバーがありません。
ほとんどのお酒が棚の中に仕舞われているため、どのような品揃えなのか全く分かりません。
しかし、カクテルには、スタンダードなボトルではなく、オールドボトル(年代物のボトル)だったり、現行品でも上級ラインのボトルを惜しげもなく使用するため、カクテルの味は最上級です。
また、そういったこだわりから、ウイスキーなどのハードリカーも相当な品揃えであることは容易に想像がつくので、バー好き、酒好きは心から楽しめることでしょう。

表に出ているボトルはこのくらいでした

贅沢な味わいのカクテル

それでは、頂いたカクテルを少しだけご紹介します。
まずは、ジントニックです。
ジンはクラフトジンを使用し、ライムを勢いよく絞った後でビターズを垂らします。そのあと、円柱型の氷を入れ、トニックウォーターは、フィーバーツリー。
香りをはじめ、絶妙な甘み、酸味、そして苦み。しみじみと旨さを感じます。
初めてのバーでは、まずジントニックを飲めといわれるくらいですから、腕の違いが現れています。

ジントニック

ジントニックに合わせて、桜の白カビチーズをおつまみにいただきました。
若めの白カビチーズはジンとよく合うそうです。

桜の白カビチーズ

ギムレットは、オールドボトルのゴードンと、日本に正規輸入されていないローズ社のライムコーディアルというマニアが喜ぶレシピです。
それを、ライムコーディアルを活かすために、シェイクではなくステアで作るというアレンジ。最後にライムピールで完成です。
少し丸みを感じるいつもとは全く違うギムレット。美味しいです。

ギムレット

最後は、世界中で愛飲されているネグローニ。甘さと強さ、余韻の苦みが美味しいカクテルです。
こちらもやはり、オールドボトルを取り入れて作ってくださいました。
おつまみは、あまおうです。

ネグローニとあまおう

こだわりのグラス

良いバーは、お酒だけでなく、グラスにもこだわりを持っていることが多いです。こちらのバーもご多分に漏れず、グラスへのこだわりは強く、アンティークのバカラや、サンルイ、ロブマイヤーなど、お酒に合わせてグラスをチョイスしてくださいます。
貴重なグラスで飲むお酒は、一段と美味しく感じます。

どんなシーンに向いているか

こちらのバーは、カウンター5席とテーブル9席という構成になっていますが、店主がお一人で営業されており、一杯ずつにかける手間も他店より多いため、1名~2名での利用が最適です。
また、全くのバー初心者の状態で訪れるよりも、何度か他所のバーを訪れてからのほうがこちらのバーの特別感をより感じられることでしょう。
お酒を味わうことを目的に、バーが好きなおひとり様やカップルで訪れればとても楽しめると思います。

バックバー

さいごに

修業経験がないという店主だが、生み出されるカクテルは、いずれも感動するほどに美味しい。
玄人向けの一軒かもしれないが、バー好きならば、一度は足を運び、こだわりの空間とお酒を堪能してみてほしい。


bar cafca.
営業時間 / 15:00 ~ 24:00
定休日 / 火曜日