内装費〇億円のバー『ATLAS(アトラス)』ブギス/シンガポール

アトラス
ハイレベルなバーが集うシンガポールにおいて、不動のNo.2の座を確立しているのがこちらのバー。注目は何と言っても豪華絢爛な空間だろう。噂によると内装で数億円かかっているとかいないとか。
もちろん、カクテルだって十分楽しめるクオリティになっている。

豪華絢爛な内装
アトラスのことを話すと、必ず話題にあがるのが豪華絢爛な内装だ。バーの内装というよりも、このバーが入居しているパークビュースクエアというビルそのものが非常に豪華な作りとなっており、その一階部分がラウンジバーになっているという仕様だ。オフィスや飲食店、ホテルなどの複合施設になっているそうだが、ビルの周辺にも怪しげなオブジェがたくさんあり、軽く美術館の様相だ。



アトラスタワー
アトラスで最も目を引くのが、高さ15メートルというタワー。以前、ワインバーだったころは、天使の格好をしたミニスカのお姉ちゃんが、ワインセラーになっているタワーにハシゴで登って…みたいなことをやっていたそうだが、今そのタワーはジンで埋め尽くされている。噂によるとジンの品ぞろえは世界一らしく、ヴィンテージものから最新のクラフトまで多種多様だ。

ビジュアルまで抜群のカクテル
さて本題。
アトラスでメニューに載っているカクテルは、日本でもよく聞くようなスタンダードなものが多いが、そのすべてにおいて、アトラス流の解釈が加わっており、ツイストカクテルとなっている。

ジンをウリにするからには極めたいのが、G & T(ジントニック)。ここでは、店オリジナルのトニックウォーターで楽しむことができる。ボトルもかっこいいので、知り合いのバーテンダーへのお土産にしたいくらいだ。味はトニック由来なのかとても華やかな仕上がり。ただ難点は、提供方法がクラシックスタイルなので、セルフでトニックウォーターを注ぐ必要があるため、果たしてせっかくのトニックを活かしきれているのかどうか…


同じくオリジナルのジントニック。こちらは、アトラスのジントニックの中で最高額のATLAS Orange G & T。さぞいいジンを使っているのかと思うが、おそらく、使用されているトニックウォーターの原価が高いだけだが。そして、添えてあるオレンジが強すぎて、ジンとトニックの風味がよくわからない。個人的にはイマイチだった。

私的に最も感激したのは、大好きなカクテルのひとつであるアビエーション。
写真を見てほしい。これほど美しいアビエーションはおそらく世界中でここにしかない。しかしながらこれは、実はノンアルコール。酒飲みとしては、この美しさでジンが効いていたらどれだけ嬉しかったか。それでも、これに出会えただけで訪れてよかったと思える一杯だった。

モクテル(ノンアルコール)も充実
アルコールは飲めないって人も安心してほしい。先ほど紹介したアビエーションもそうだが、昨今のブームに逆らわず、モクテル(ノンアルコールカクテル)も充実している。こちらはシャルドネ品種のぶどうジュースと紅茶のモクテル。


まとめ
サービスは人によってバラツキがあるものの、この空間は唯一無二の本物。
美しいカクテルやモクテルを片手に昼から楽しむのもありだし、ここでしか飲めないレアなジンを探しに行くのもいいだろう。
いずれにしても、日本では絶対に経験できない体験ができるので、シンガポール旅行の目的地のひとつとして抑えておくべきバーだろう。
ATLAS
営業時間
Mon (PH): 3pm-1am
Tues – Thu: 10am – 1am
Fri: 10am – 2am
Sat: 12pm – 2am
Sun: Closed